少ない色数による製作

のれんの知識日本の伝統的な暖簾やのぼりは、今大注目の販売促進ツールとなっています。
お店の入り口に飾る暖簾はお店自体の顔になるため、よりこだわりのデザインや
作りになっているものを利用したいと考えている方も増えてきています。

店の顔

暖簾は化繊生地を利用した機械織りの製品も多いですが、より伝統的な工法で
作られる物を使用したいと考えている方には「本染めのれん」をおすすめします。

本染めのれんはいとつけしない部分に糊を乗せて、糊のない部分に
染料を染み込ませていくことにより、後で水洗いで糊を綺麗に落とすことができれば
その部分が綺麗に色が抜けて、はっきりとデザインや文字を浮かび上がらせることが出来ます。

色数の少ない仕上がりになりますが、シンプルでいて品のある美しい暖簾になるとして
人気が高くなっているのです。品が出る

本染めのれんの魅力はシンプルな美しさだけではなく、時間の経過と共に
色が少しずつ褪せていくことで、趣が出てくる点にあります。

歴史の長いお店に掲げられている暖簾は、時間経過により色合いが変化しているので
伝統的な暖簾として長く大切に使用することが出来るのです。

色数は約1~3色と少なく、作成する枚数が多い場合にもむいています。
染色は職人による手作業で行っていくため、裏までしっかり色が染まり色落ちにくく、長く愛用することが可能です。

希望する素材によって仕上がりは全く異なるので、お店の雰囲気にあった暖簾を作るようにすることが大切です。